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ポプラの秋 本田望結×中村玉緒主演 死と生の物語


映画「ポプラの秋」は「岸辺の旅」と同じく湯本香樹実の小説を、本田望結&中村玉緒主演で映画化です。
湯本小説の映画が同時期に映画館で上映されていることってそうあることではないし、両作品とも「死者との繫がり」がテーマになっていて、どうしても比べてしまいます。
個人的には「ポプラの秋」のほうが好きでした。
「岸辺の旅」のほうが豪華キャストで宣伝にも力が入っていて、カンヌのなんちゃら賞受賞と色々と派手ですが、内容は地味めなキャストで低予算であろう「ポプラの秋」のほうが好みな映像化でした。

父親をなくしてしまった8歳の少女・千秋(本田望結)は、母親(大塚寧々)と一緒にポプラ荘というアパートへ越してくる。新たな場所での生活への不安と期待、大好きだった父がいなくなった深い悲しみが入り交じる中、千秋はポプラ荘の大家(中村玉緒)と出会う。亡くなった者たちのいる天国に手紙を届けられると話す彼女を不思議に思いながらも、次第に心を通わせていく千秋。やがてその言葉を信じ、父への思いをつづった手紙を書いて大家に託すが……。

小説既読でストーリーを知っていても、心にじわじわ染み入りました。
小説と同じところで泣いてしまった。
大作映画のような派手さは無いけど、しっかり物語りを紡いでいるので、その地味さもしっかりテイストになっています。
大作映画を求める人の趣味には合わないかもしれないけど。

この物語は子供である千秋、大人になった千秋(村川絵梨)の視点で描かれていて、このお話、決して「千秋の心の傷が、ポプラ荘の大家や住人に癒される」というような、ハートウォーミングな人情ものという感じではなく、結構重く考えさせられるお話です。
生きている人と死んだ人を繋ぐ”手紙”にまつわるお話ですが、ファンタジーでもありません。
突然亡くなった人に伝えたくても伝わらない思いや、伝えなくても伝わっている思いが描かれています。

玉緒さん演じる大家さんが「亡くなった者たちのいる天国に手紙を届ける」という行為の成果がラストで分かり、ホロリとなります。
玉緒さんの見た目はとっつきにくくて温かい大家さんは、おばあちゃん子の琴線に触れるようなキャラクターでした。

本田望結ちゃんがなぜ天才子役と言われるのかよくわかりました。
父を急に失い辛いなか、打ちひしがれている母親を心配し寄り添う姿に胸を打たれます。
大人になった千秋を演じた村川絵梨にも泣かされちゃったし、佐々木さんを演じた藤田朋子は原作以上に魅力的なキャラクターになっていたと思います。

そして原作にはない岐阜県飛騨高山の情緒のある風景も映画を盛り上げていたと思います。

この映画が気に入った方は是非原作を読んでほしいです。
もっと泣けます。

ポプラの秋 湯本香樹実 (新潮文庫)


ロケ地は岐阜県飛騨高山です。

○中橋

劇中に出てきた赤い橋は中橋です。
住所:岐阜県高山市本町


○飛騨一ノ宮駅

出典:Wiki
千秋と母が最初に降り立った駅




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