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長州ファイブ (2006) 松田龍平主演 長州五傑の幕末の英国青春留学記

長州ファイブとは?

10人中9人がプロレスのことだと思うかもしれませんが(笑)
日本では「長州五傑」と言われています。
日本がまだ攘夷論(外国人を実力行使で排斥するという思想)を議論していた頃に、長州藩から清国経由でヨーロッパに密航留学した、井上聞多(後の外務大臣井上馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(後の日本最初の総理大臣博文)、野村弥吉(後の井上勝・当時20歳)の5名の若き長州藩士を指します。
教科書に出てくるのは伊藤博文と井上馨くらいじゃないかな?
鎖国の禁を犯せば打ち首も覚悟しなければならない時代に、5人も若き侍たちが国の未来のために刀を捨て、ちょんまげを切り、命がけで当英国に密航し、当時世界一だったイギリスの技術を学び、この5人が持ち帰った技術が日本近代化に礎となり、明治政府の礎となりました。
彼らが学んだロンドン大学には「長州ファイブ(Chosyu Five)」の顕彰碑が建てられています。




1863年、山尾庸三(松田龍平)、井上勝(山下徹大)、伊藤博文(三浦アキフミ)、井上肇(北村有起哉)、遠藤謹助(前田倫良)は幕府の禁を犯して英国へと旅立つ。ロンドンに到着した彼らは、その繁栄ぶりに息をのむ。5人はロンドン大学で造幣、造船、鉄道などの高い技術を日本に持ち帰るために死に物狂いで勉学に励んだ。--cinema today

そういう訳で「長州ファイブ」とは、長州五傑の英語名で、本作は史実を基に描かれた五傑たちのイギリス留学青春グラフィティです。
後に日本を変える原動力となった人達の若き日の姿がいきいきと描かれています。
工業力を習得するだけではなく、自らが「生きたる機械」となることを誓うという意志には感動しました。

主役は山尾庸三演じるのは松田龍平。
伊藤博文や井上馨のように英雄視されていない山尾庸三と、日本鉄道の父、井上勝がメインなのがミソです。

山尾庸三はイギリスでさまざまな工学を学び、明治政府では工学関連の重職を歴任し、東京大学工学部の前身となる工学寮を設立した偉人です。
伊藤博文や井上馨のように英雄視されている人物ではありませんが、明治時代に列強と肩をならべるほどの近代化の陰の英雄は技術者と言ってもいいと思います。
「長州ファイブ」は皆それぞれが成し遂げたことが多い分、どう話を絞るか難しいところだとは思いますが、その地味めな山尾が主役なことも興味深かったです。
なので日本の情勢についてはほぼカットされていますが、これについては映像でも小説でも多すぎるほどの作品がありますから。
しかし幕末ものはどこを切り取っても面白い!
先人たちがどれだけ大きな覚悟と決意と苦労をもって日本という国を作ったかを知ることができるからだと思います。



右の写真は、長州ファイブが留学中に撮った記念写真、劇中のものと本物です。
英国に着いて1カ月後に洋服が仕立てあがり撮影したものだそうです。
劇中のこの写真を撮るシーン、長州ファイブたちはかなりかわいらしかった(笑)。

蒸気機関車すら見たことの無い極東僻地の若者が、イギリスで産業の繁栄した文明を目の当たりにした興奮、畏怖と焦燥。
馬か、籠に乗るか徒歩で移動が当たり前の国から来たわけですから、大きなカルチャーショックを受けたと思います。
それでも彼らは日本を変えたいという情熱と意欲を持ち、怯むことなく日本のためにと勉学に励みます。
5人のその後の活躍を見ればどれだけ先見の明があったのか、という事だと思いました。

伊藤博文と井上馨は1年後帰国してしまうわけです。
命を懸けてイギリスに留学したのに・・・たった1年で・・・?
それもよくわかりました。
博文については「女好きで小物だったが維新の中心人物たちが殉死したため初代総理大臣になった。」という印象が強いのですが、演じていた三浦アキフミさんもそんな所を意識されていたのか、とっても小物な感じがかわいらしかったです。




そして山尾による日本初の盲学校が出来る経緯・・・ロマン溢れる創作がなされていますが、実話ではないようです。

歴代総理大臣は山口県出身者が多いのですが、この「長州ファイブ」のことを子供の頃から教えられているからなのかな、と思いました。
残念ながら今の政治家からはそれほどの情熱や熱意、志も感じられないけど。
松下村塾がないからかな。

萩、下関、長崎とロンドン、ルーマニアでのロケーションで撮影されたそうです。
ルーマニアはグラスゴーの設定です。



○旧萩市立明倫小学校・明倫館・有備館
 
井上馨が山尾庸三と剣を交わし渡航を誘うシーン
住所:山口県萩市江向602


○旧湯川屋敷
京都祇園のシーン
住所:山口県萩市大字江向510


○長府毛利邸
毛利敬親が5人の海外渡航を決断するシーン
住所:山口県下関市長府惣社町4-10





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