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起終点駅 ターミナル 佐藤浩一×本田翼×尾野真千子 +釧路ロケ地

「終点駅」はやがて「始発駅」になる。


佐藤浩一×本田翼、映画『起終点駅 ターミナル』見てきました。
1000円DAYに何か見たかったのですが、空いた時間はコレしかやっていなくて。
見るつもりもなかったけど縁があったわけです。

直木賞作家桜木紫乃の同タイトル短編小説が原作ですが未読です。
直木賞受賞作である『ホテルローヤル』や『ラブレス』など数冊読んだ事があり大変面白く、映像化してくれないかなぁ、とは思っていたのですが、まさかの短編小説からの初映画化になったんですね。
監督は、「地下鉄に乗って」「深呼吸の必要」「つむじ風の夜」の篠原哲雄監督です。

北海道旭川の地方裁判所判事だった鷲田(佐藤浩市)は、覚せい剤事件の被告となった昔の恋人・冴子(尾野真千子)と法廷で再会。東京に妻子を置いてきた身でありながら、関係をよみがえらせてしまう。だが、その半年後に彼女を失って深く傷つく。それから25年後、鷲田は判事を辞め、妻子と別れ、釧路で国選弁護専門の弁護士として孤独な日々を送っていた。そんな中、担当することになった事件の被告人・敦子(本田翼)と出会った彼は、彼女に冴子の面影を見る。一方の敦子も鷲田に心を許し……。


「佐藤浩一と本田翼が年の差ラブストーリー!」とかいう煽り記事を見たことがありますが、そういう感じではないです。
佐藤浩一と尾野真千子はラブストーリーです。
まさかの同世代ラブストーリーで、同世代に見えない上に不倫ですが。
そういう訳なので、本田翼ファンの方は安心してご覧頂けると思います。
でもある意味ラブストーリーではありました・・・恋愛ではなくて、色んな愛情のお話ではあります。

親子ほど年の離れた枯れた初老の男と環境が荒んだ娘が出会い、それぞれの失意と再生を釧路というどこか寂寥感のある街を背景に描く、という日本映画では割とよくある叙情映画だと思います。
淡々と鷲尾の身に起こったことと、鷲尾が背負っている「法律では罰することができない罪」という十字架について描いている、どこか寂しくて少し温かくて、ほんの一筋の光が見えるような映画です。

1988年、覚せい剤事件の裁判官と被告人として、鷲尾は学生時代の恋人である冴子と出会って、焼けぼっくいに火のパターン・・・しかも速攻(笑)
鷲尾は妻子もなにもかも捨てて冴子と一緒になろうと決めたのですが、冴子は・・・目の前で自殺したのに逃亡する鷲尾。
なんかいろいろと彼自身に問題ありすぎだなぁ、と(笑)

そういうわけで鷲尾が冴子に対し、また捨てた息子に対し、贖罪意識を持って、枯れたすすきみたく暮らしています。
そんな彼にとって、釧路という町は彼にとっては”終着駅”。



2014年、これまた覚せい剤事件の被告人敦子と弁護人と被告人として出会います。
家族を捨てて孤独に生きている鷲尾と、家族か見放されて孤独に生きている敦子はどこか境遇が似ていう上に、敦子は鷲尾が贖罪の意識を持っている冴子に面影がだぶる(鷲尾目線で)。
で、鷲尾は敦子をほっとけない感じです。
そんなことが鷲尾の”始発駅”になる、というお話です。



人生はいつでもやり直すことができる。
「終点駅」はやがて「始発駅」になる。
別れはいつも出会いはじまりで、終わり=始まりということを駅で例えたこの言葉はとても桜木紫乃さんらしいと思いました。
桜木さんは読者に媚らない書き手だし、篠原監督も観客に媚を売らない監督だから、静かな余韻が残る大人の映画だと思いました。

食事のシーンはおいしそうな北海道メシだけでなく、佐藤浩一さんと本田翼さんの気持が移り変わるお芝居が見所だと思います。
そこそこ生きていればそこそこの贖罪意識のようなものは誰もが抱いて生きていると思うので、そ一筋の希望のようなものが見えてホッとしました。

とても渋くていい映画なんですが、桜木紫乃作品で釧路で撮影しているので釧路湿原のシーンがなかったのがびっくりしました。
めちゃめちゃ湿原待ちをしてしまいましたが、空振り也。

そういうわけで、どこか寂寥感の漂うような切ない映画だったんですがエンディング曲がノー天気な感じでぶったまげました。
My little lover(現在メンバーはakkoのみ)の「ターミナル」という曲だそうです
そして本作の音楽を担当したのは小林武史で、「ターミナル」作詞・作曲もそうです。
不倫の結果、罪を背負うことになってしまった枯れた男の物語でコレはブラックジョークかぁ!
・・・と、最後の最後でまさかの笑いあり!でした・・・(笑)



ロケ地は北海道の釧路が大半で、少し旭川のシーンがあるようです。
ロケ地情報は下記「起終点駅 ターミナル」公式サイトが詳しいです。
http://www.terminal-movie.com/about/location.html


○弊舞橋
北海道三代名橋の1つらしいです。(釧路駅より徒歩10分)


釧路市民の台所と言われている大きな市場です。
住所:北海道釧路市黒金町13-25 (釧路駅より徒歩3分)


○釧路駅
釧路の大きなターミナル駅で、本作でのシンボルとなるスポットです。
桜木小説には頻繁に登場する駅です。
駅前の末広町の繁華街も登場します。





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