妹・華が急性白血病により半年間の入院生活を終えて家に帰ると、兄の太郎はひきこもりになっていた!?一家は、華の病気療養のために、新潟県の田舎町に引っ越してきたが、大人しい太郎は友達が出来ず、町にも馴染めなかった。華は自分の病気で引っ越してきたという負い目もあり、兄を外に連れ出したり、バイト探しを手伝ったり、バイトにつきあったり。「お兄ちゃんの花火が見たい。」と町の同級生たちが花火を上げる”翠嶂会”への入会を勧める。
しかし華ちゃんの病気が再発してふたたび闘病生活になってしまいます。お兄ちゃんは華ちゃんに花火を見せたくて、翠嶂会に入ります。お兄ちゃんは少しずつ翠嶂会になじんでいきます。しかし華ちゃんは亡くなります。
華ちゃんの死はまだ中盤で、ここからお兄ちゃんの奮闘がはじまります。
せっかく翠嶂会に入ったけど、お兄ちゃんは華ちゃんだけのために、華ちゃんの大好きな真っ赤な花火を上げたい。翠嶂会を抜けて、バイトを増やして、花火職人に花火の作り方を教わりに行ったり。華ちゃんの死後が感動ポイントなので、死の描写はあっさりめです。そして片貝花火の日が号泣クライマックス!兄妹の愛、親子愛、友人愛、そして町の人の愛など、沢山の愛のお話です。
高良健吾みたいなイケメンはひきこもりとかナイナイ!!って思いきや、意外にも言動や視線、見た目でかなりひきこもりがサマになっています。そして兄妹の両親に、大杉漣と宮崎美子。お兄ちゃんは父親に、華ちゃんは母親に風貌も気性も似ていて、お兄ちゃんと華ちゃんは目元が似ていて、とても家族らしかったです。お兄ちゃんと父親との確執も見ていて凄く良くわかりました。不器用さがそっくり!癖まで似せていて芸が細かいです。谷村さんは坊主頭もお似合いでした。華ちゃんの強引さに最初はちょっと引きますが、その理由が判ると切なかった。あと華ちゃんの親友3人衆の2人は岡本玲と、ロングヘアーの剛力彩芽でした。
そんな大杉蓮さんと高良健吾は「蜜のあはれ」ではそれぞれ室生犀星と芥川龍之介。こちらも楽しみです!
片貝花火のシーン
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