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飛べ!ダコタ 窪田正孝はブレイク前から上手かった@佐渡ロケ地


佐渡の地元企業や市民が資金を集めて作った、低予算でマイナーな「ご当地映画」の類になるのだと思いますが、佐渡の人の心意気が胸を打つ、とても優れた映画でした。
レンタル店で1本しか置いていない感じだと思いますが、窪田正孝がブレイクしたからか3本も置いてありました。

1946年、終戦からわずか5ヶ月後に新潟県の佐渡島で起きた、イギリス軍要人機ダコタ不時着。ダコタは砂に埋まり滑走路もないので、乗組員たちは佐渡に滞在せざるをえなくなります。敵国であったイギリス軍人を前に、戦争で家族を失った者、いまだ戦地から戻らぬ息子を待つ者も少なくない住民たちは複雑な感情を抱きます。が、ダコタの第一発見者である千代子(比嘉愛未)の父で村長の新太郎(柄本明)は、率先して彼らを迎え入れることに・・・


似たような実話で、和歌山県で起きたトルコ船のエルトゥールル号遭難事件があります。
こちらの事件はトルコの教科書にも載っているだとかでよく知られていますが、佐渡のことは全く知りませんでした。
しかも終戦間もない頃の出来事です。
それでも敵国だったイギリス人を受け入れることは抵抗があって当然で、勿論イギリス人だってそうで、お互いにうろたえるというぎこちない形で、島民とイギリス人の関係ははじまります。
そして島民は手をさしのべます。
元々佐渡は、流刑(江戸で犯罪を犯した人など)にされた人たちを受け入れてきた長い歴史があり、「困った人を助けるのが佐渡もんじゃ。」という気質があるんだそうです
助けるという形で関わるうちに、敵国人も同じ人間、日本人の苦しみがあればイギリス人の苦しみもある。
そして島民の協力により再びダコタが飛び立つまでを描いていています。

一方、どうしてもわだかまりが解けない人もいます。
戦争で家族を失った人もいるし、戦争へ行ったまま戻らない息子を待つ母(洞口依子)もいる。
足を失った帰還兵青年(窪田正孝)もそうです。
こちら側の人達は戦争は終わっていなくて、どう戦後を迎えるのか、というのも物語の軸となっているのですが、演技派の窪田さんと洞口さん・・・かなり泣けました。
最近ブレイクしている窪田正孝、顔が幼いので大分前の作品だと思いますが、ブレイク前から間違いなく演技派でした。
ポスターでは爽やかに見えますが、窪田さんお得意の陰のある役です。

そして村長さんの台詞は、戦後「軍が悪い、国民は騙された。」で逃げてきた全日本人への喝だと思いました。
この台詞だけでも見る価値のある映画だと思います。
あの戦争は世論でもあったんだなぁ、と当たり前のことに気付きました。
その村長を演じた柄本明、奥様の角替和枝と夫婦で出演しています。
ベンガルも出ているし、なにげに東京乾電池組がいい仕事していたかも。

そして飛び立つダコタ・・・のCGがちょっとアレなのはしょうがない。



DVD




ダコタは実機を素浜海岸に置いて撮影されたそうですが、もう撤去されているようです。



引用:映画「飛べ!ダコタ」製作支援実行委員会
実際にダコタが不時着したのは高千海岸で、記念碑が建てられています(高千小学校前)。












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