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共喰い 菅田将暉×芥川賞受賞文芸作品+ロケ地

母さん、なんで僕を産んだんですか?あの男の血をひく僕を。



第146回(2011年下半期)「共喰い」で芥川賞を受賞した田中慎弥さんの同作映画版です。
田中慎弥さんといえば受賞時の「もらっといてやる」が強烈でした。
あのような言動も風貌も小説家らしい感じがしました。
興味持って読んでみたところ、今時あまり見ない内容と文体で陰鬱な内容で気持悪くなるけど面白いものでした。

その芥川賞作品の映画版です。
基本的に原作に忠実なストーリーで、陰鬱で不穏な雰囲気が映像だと生々しく痛々しい。
セックスの時に激しい暴力をふるう父(光石研)と、父のそのような血筋を自分も受け継いでいる、と怖れる息子(菅田将暉)の物語です。
血の呪縛という内容は、中上健次を彷彿させます。
近所には父と離婚した遠馬の母、仁子さん(田中裕子)が住んでいて、彼女は先の大戦による空襲で手首を失い、義手をはめています。
モンスター的な父は小説よりもマイルドで、人格破綻者だけど、遠馬への愛情は感じられるという感じ。

前提にあるのは「閉鎖的なムラ社会」です。
昭和最後の年といえば都市部はバブル景気に浮かれていましたが、この土地では無縁です。
「絆」という言葉が美しい意味で使われるようになったのは比較的最近だそうで、元々はしがらみ、呪縛、束縛の意味で、閉鎖的なムラ社会での断ち切りたくても断ち切れない絆が痛々しいほどに描かれています。
それを断ち切るのは女です。
強くしたたかに生きる女達の姿が印象的な作品でした。

役者さんたち、本当に見応えありますよ!
まずイケメン菅田君がイケメン封印してて、気持悪くギラついた眼が父のサディスティックな血を受け継いでいるような不穏さと危うさが、すばらしくもあり、可愛そうでもあり。。。
田中裕子さんのどっしりして「なんでもお見通し」的な存在感もすばらしかったし、光石さんのクズ親父はもう鉄板ではないでしょうか。
父の愛人役、遠馬の恋人役の女優さんも体張っていて、閉鎖的な社会で生きる逞しい女性を好演。

小説の舞台は昭和63年の山口県下関市川辺という開発から取り残された地域で、下関は田中さんの出身地でもあります。
映画も当初は下関で撮ろうとロケ班をしたらもうすでに開発されていて、昭和の町並みが残っていなかったため、福岡県北九州市で撮影されたそうです。

その他ロケ地はこちらにロケーションマップがあります。




引用:共喰い
北九州市門司区恒見地区の山田橋です。






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