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パーマネント野ばら (2010) 菅野美穂主演 感想+ロケ地



『パーマネント野ばら』DVDにて鑑賞しました。
まさかこんなオチだったとは!Σ(`Д´ )マジ!?
思い返せばあれやこれやと伏線はあったんですが、ユルい雰囲気の映画で、ユルい気持で見ていたので思いっきりヤラレちゃいました・・・(;・∀・)

海辺の街にある美容院パーマネント野ばら。
経営者はなおこ(菅野美穂)の母まさこ(夏木マリ)。
離婚したなおこは娘ももを連れて出戻り、美容院を手伝います。
パーマネント野ばらは、シモネタ、オトコネタ大好きな街のおばちゃんたちの井戸端会議所、のような存在です。
どうやら男達がだらしなく、女達がたくましい街です。
この街にはなおこの幼馴染であるフィリピンパブを営むみっちゃん(小池栄子)、そしてとことん男運がないともちゃん(池脇千鶴)も暮らしています。
そんな中、なおこは高校教師であるカシマ(江口洋介)と恋をしているのですが・・・

途中までは妙に明るく、ユーモラスにユルユルとだらしない男達とたくましい女達の強烈なすったもんだと、なおこ&カシマの恋愛が描かれています。
なおこはカシマという恋人がいても、なぜか孤独感でボロボロです…カシマに大事にされていない模様?カシマこんにゃろー!とか思ったのですが・・・コロッとドンデン返し也。
ホントに途中までは一体なにが言いたいのかさっぱり?でしたが、見事にオチにヤラれてしまったわけです…(*´∀`*)
ラスト20分で良い映画に変わる映画で、なんとなく不可解だったところが腑に落ちた途端に、それが感動に変わる・・・こういうトリッキーな映画が最近多いような気がします。
そういうわけで「パーマネント野ばら」は、トラウマを抱えたなおこと、それにさりげなく寄り添う幼馴染達と街の人たちの、切なく深く温かい精神の救済のお話です。


「パーマネント野バラ」のみどころ

海辺の街の男達も女達もどこか少し狂っていて(ホントにそんな人も中にはいる)、なおこだけがまともな人のように見えます。
しかし伏線が一気に回収されて浮かび上がってくる事実には驚きました。
それがラストで一気に繋がると、なおこの心の闇と、街の人達の優しさが見えてくるのです。
散りばめられた伏線は、ホントになにげない台詞なんかも伏線になっています。
ちょっと変テコななおこの幼馴染のみっちゃんとともちゃん、変テコなのは今そこにいるなおこに寄り添ったから・・・うまく説明できませんので見てみてください(・∀・)
この手のトリックを使った作品はちょいちょいありますが、本作は伏線の散りばめ方がとてもお上手です。


おかしな脇キャラ

なおこの幼馴染、みっちゃんとともちゃんという対照的なキャラクター。
みっちゃんを演じた小池さんはお見事な怪演で、ともちゃんを演じた池脇さんはなおこにとっては天使だったんじゃないでしょうか?
特筆すべきはパンチパーマのおばちゃんたち。
シモネタ、毒舌っぷりが、原作者さんにちょっとかぶりましたw
一見まともじゃない人達のように見えますが、とんでもなくやさしい人達で、温かくなりました。

原作は西原りえこの漫画だそうですが未読です。
監督は吉田大八。「桐島、部活やめるってよ」の方で、こちらもおもしろかったです♪

ロケ地はほとんど高知県で撮られ、街と舞台は宿毛市にある栄喜漁港です。
ビデオパスさんのブログが詳しいです。
http://blog.videopass.jp/archives/1020481606.html


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