「美味しい沖縄料理を出す食堂で繰り広げられるハートウォーミング恋愛もの。」って想像しか出来なくて、「きっと波瑠がとっても素敵な映画なんだろう・・・」と思い見てみたところ裏切られた。
いや、波瑠はめちゃくちゃかわいかったけど。
沖縄料理が殆ど出てこない食堂ものです。
最近「~食堂」がホントに多くて、もれなく美味しそうなご飯がついてくるから自分は割と見ちゃうんだけど、こんなんあり!?
沖縄、名護市。街にある「がじまる食堂」を女手一つで切り盛りしているみずほ(波瑠)はひょんなことから、財布を紛失したという旅行者・隼人(小柳友)の面倒を見ることに。そこへ、上京していた元恋人の翔太(桜田通)が帰郷してくる。復縁を期待させる彼の言葉に心が揺れ動くみずほに、隼人は期間限定で恋人同士を装おうことを持ち掛ける。二人の様子を翔太が不審がる中、彼が絵のモデルとして招いた莉子(竹富聖花)が食堂を訪ねてくる。彼らは距離を縮め、複雑な四角関係が展開し……。--cinema today
主な登場人物は、上記の男2人、女2人の若者。
色白で都会的雰囲気のクールビューティー波瑠が沖縄っ子、色黒でがっしり沖縄のウミンュっぽいルックスの小柳友が東京のIT社長・・・っていうのがまず混乱。
誰も沖縄弁しゃべらないから、ますます混乱。
見終わって思ったのが、誰が沖縄人で誰が東京人でも別にどうでも良かったって事。
「アイツとアイツは両思い~アイツとアイツは片思い~」みたいな内容なんで。
男2人がみずほのことが好きで、じゃあ莉子は??なんだけど、莉子に関しては伏線まったくなしのどんでん返し展開ありで「こんなんあり!?」って感じ。
おばあがレシピを残さなかった「おばあのがじまるそば」というのがあって、隼人がみずほに「あなたはあなたのがじまるそばを作ればいい。」とかなんとか言ってた。
それなのに一向に登場する気配すらないがじまるそばという名の謎のそば。
物語が終わってクレジットが流れ終わった後、こちらも一度は諦めたかじまるそばが登場。
これがやたらと気になり、待ちわびていたという事もあり、テンション一番上がりました。
そういうわけで見所は波瑠と名護の風景の美しさなんですけど、沖縄要素は低めです。
「ナビィの恋」や「ホテル・ハイビスカス」が沖縄映画だとすれば本作は邦画です。
で、ロケ地は沖縄の名護です。
今知ったんですが、この映画の企画、製作は地元の人達で「名護まち活性計画有限責任事業組合」が映画の権利を持ち、地元の活性化と観光客誘致をはかるという全国初のプロジェクトみたいです。
こちらに「がじゅまる食堂の恋」ロケ地マップがあります。
○桜橋(名護城公園内)
橋のシーンは名護城公園内にある桜橋です。
○ひんぷんガジュマル
樹齢300 年以上といわれる名護のシンボルのガジュマルの木です。
作中でキーとなる木。
住所:名護市大東1-1
○大宝堂とさわのや
どちらも名護市内にある沖縄料理のお店です。
外観は大宝堂、内観はさわのやだそうです。
以上写真はすべて名護まち活性計画有限責任事業組合より
■がじまる食堂の恋 [DVD]
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